以前より、もっとホームページを有効活用してはどうかという意見がありましたので、この度、三工会会員企業のわかりやすい会社紹介をしていく運びとなりました。
第1回目は、旭ドラムさんです。
業種・業務内容
旭ドラムさんは、主にドラム缶やコンテナなどの産業容器をリユースできるように洗浄・加工をしております。みなさまもたまに見ることのある、油や溶剤などが200リットル入るドラム缶を整形し、洗って、塗装を施し、再度ユーザーに再生ドラムとしてご利用いただいております。
ドラム缶のリユースについては歴史が長く、詳細をお知りになりたい方は、リサイクルフローチャートをご覧ください。
ドラム缶は、新ドラムと再生ドラム、金属スクラップで100パーセントのリサイクル率を達成しており、国内リユース率も58パーセントとみなさまの目に入るドラム缶の半数以上が、再生ドラムであることがわかります。
昨今、新しい事業として、1000リットル入る中小型のタンクコンテナ(IBC)をドラム缶と同じように洗浄し、メンテナンスをして、ユーザーに再生IBCとしてもご利用いただいております。
業務フロー
ドラム缶のリユース工程は、整形、洗浄、塗装の3工程です。できるだけきれいな形に戻せるように、整形機にかけます。
そして、ドラム缶の内部は、アルカリ性の洗剤を主に使用し、脱脂洗浄を行います。そして最後に、見た目をきれいにするための外観塗装を施します。
1000リットルのIBCコンテナ洗浄リユースに関しては、まだまだ市場規模は大きくなく、ドラム缶洗浄の延長線上にある事業です。
なんでも使い捨ての世の中ではなく、リユースを推進し、地球環境にやさしい容器の提供をこれからも世の中に広げていきます。
会社の歴史
大正15年に創業、昭和40年に設立されました。以前は、JR兵庫駅近くに工場を構えておりましたが、昭和41年に、2代目の代表者が三工区に工場移転を進めました。
それから約60年に渡り、三工区内でお仕事をされております。会社概要/旭ドラム株式会社
旭ドラムさんの所属する日本ドラム缶再生工業会 公表動画
三工区内での位置
三工区の北西側に位置しており、ちょうどクリーンセンターの北側になります。敷地は、以前縦長でしたが、湾岸線ができてからは横長の敷地となりました。
湾岸線の魚崎浜入口からしばらくすると、積み上げられたドラム缶を道路下に見ることができます。
最後にメッセージ
昨今、スクラップヤードの火災事故など数多く発生しております。引火性のある内容物が入っていた使用済みのドラム缶を直接スクラップに持ち込まれると思わぬ事故の原因となります。
処理にお困りの際は、当社に引き取りをご依頼ください。再生ドラムとして生まれ変わらせるとともに、最終的には安全化処理を施して、適正に処理したうえで、新たな鋼材へのマテリアルリサイクルにつなげます。
これからも三工会の一員として、よろしくお願いいたします。